Chat GPTに社内資料を学習させられる？Microsoftからの最新発表、OpenAI新機能リーク情報の噂も

2023/06/21

Microsoftの提供するクラウドサービス上でChatGPT等のOpen AI社の技術を利用できる「Azure OpenAI Service」から、ChatGPTやGPT-4などのモデルに独自のドキュメント等のデータをアップロードできる「Azure OpenAI Service on your data」のパブリックプレビューが公開されました。

自社の社内資料などをアップロードするとChatGPTがその情報を学習し、回答できるようになります。例えば、社内の業務マニュアルなどを読み込ませると、社内独自の業務フローなどにもChatGPTが回答してくれるようになります。

また米国で、ChatGPT自体にもユーザーのプロフィールやファイルをアップロードできる新機能が追加される見込みであるとのリーク情報もあるので併せて紹介します。

Azure OpenAI Service on your data

Azure OpenAI上で簡単にドキュメントをアップロード可能です。ChatGPTへドキュメント取り込み、インデックスを簡単に作成できます。

txt、md、html、Wordファイル、PowerPoint、PDFなどのファイル形式に対応しており、下記のようなユースケースで使えると例示されています。

また、独自ドキュメントを学習させたChatGPTのモデルをウェブアプリとして公開し、誰でも自由に利用可能にすることもできます。社内の独自ドキュメントなどを学習したChatGPTモデルを公開できるというのは、カスタマーサポートなどでとても便利になりそうですね。

米国でのChatGPT新機能リークについて

米国の大手掲示板サイトRedditにて「ChatGPTにユーザーのプロフィールやドキュメントファイルをアップロードして、学習させることができるようになる新機能を準備中」とのリーク情報が投稿され、複数メディアなどが話題に取り上げています。

今回のMicrosoftの「Azure OpenAI Service on your data」で発表された機能と似ていますが、こちらの詳細については気になるところですね。こちらはあくまでリーク情報であり、Open AIから公式に発表されたわけではないので、続報を待ちたいと思います。

（引用： https://www.reddit.com/r/ChatGPT/comments/144cfzg/upcoming_chatgpt_features_file_uploading_profiles/ ）

以上、ChatGPTへの独自データのアップロードに関する最新情報のまとめでした。引き続き、新たな発表などがあれば更新していきたいと思います。