ChatGPTだけじゃない!ビデオ・サイト・プレゼン資料などの注目自動生成AIツールをご紹介
2023/07/02
ChatGPTなどの登場で盛り上がる生成AI領域のサービスですが、今回はChatGPTのようなテキストでの対話AIだけでなく「ビデオ生成AI」「サイト生成AI」「プレゼン資料生成AI」などの、新しい注目生成AIツールを実際に試してみた感想とともに、ご紹介します。
今回ご紹介するサービスたちを使ってみて、今後、様々の領域で生成AIが活用されていく未来を感じることができました。
1. HeyGen(AI動画生成ツール)
(HeyGen公式サイトより)
HeyGenは、生成AIを使って魅力的なビジネスビデオを作成するためのビデオプラットフォームです。様々なユースケースに対応し、パワーポイントを作成するのと同じくらい簡単に魅力的なビジネスビデオを作成することができます。
マーケティング&セールス、トレーニング&オンボーディングなど、プロフェッショナルなビジネスビデオを作成し、魅力的なビデオメッセージで視聴者を惹きつけられます。
HeyGen利用ステップ
ステップ1:アバターを選ぶ
100種類以上のAIアバターから選ぶか、自分で作成します。
ステップ2:トークスクリプトを入力
300以上の音声・40以上の言語から選べます。
ステップ3:動画を生成するために投稿する
ビデオは数分で生成されます。
HeyGenコンセプトムービー
実際にHeyGenでプロモーションビデオを生成してみる
①テンプレートを選択
豊富なテンプレートが用意されており、自由に選択できます。また自身のPDFやパワーポイント資料をテンプレートとして使うこともできます。
②アバターを選択
更に100種類以上のアバターを選択できます。人のみならずアニメ風アバターや、自身の画像などもアバターに利用できます。
③トークスクリプトを入力
動画のトークスクリプトを入力します。日本語にも対応しています。動画内の字幕なども編集できます。
④プロモーションビデオを生成
送信して数分で、オリジナルのプロモーションビデオが生成されます。試しにこの記事の紹介ムービーを作成してみました。
以上、非常に簡単に高品質のプロモーションビデオが作成できました。HeyGenは既にAmazon、Accenture、PwC、Salesforceなどの名だたる大企業にも使われており、今後が非常に気になるサービスです。
2.Mixo(サイト自動生成ツール)
(Mixo公式サイトより)
Mixoはアイデアを簡単に説明するだけで、ウェブサイト全体のコンテンツを数秒で生成します。コードもデザインも必要なく、魅力的なランディングページの作成ができます。
Mixoでは既に、17万人以上のクリエイターに使われ、15万以上のサイトが立ち上がっています。個人起業家からフォーチュン500の有名企業まで幅広く利用されています。
Mixoプロモーションビデオ
実際にMixoでサイトを生成してみる
実際にこちらからAIによるサイト生成を体験できるので、使ってみました。アイディアを入力するとサービス名やロゴも考えて、サービスサイトを生成してくれます。
①アイディアを入力
アイディアをAIに説明して「Generate Site」をクリック。試しに「家具のレンタルサブスクリプションサービス」と入力してみました。
②サイトを構成
サイト構成、サービス名、ロゴを15秒程度で生成中…
③アイディアに沿ったサイトを生成
「家具のレンタルサブスクリプションサービス」と入力して生成されたサイトがこちらです
生成されたサイトは、簡単に保存やカスタマイズして公開可能です。現在は日本語でアイディアを書いても、生成されるサイトは英語のようです。日本語対応されたら日本でもより便利に使えそうだと感じました。
2. Tome(プレゼン資料自動生成ツール)
(Tome公式サイトより)
Tomeは、多様なコンテンツで魅力的なストーリーを作成するためのコラボレーションAIパートナーです。ドラッグ&ドロップでの資料作成、レスポンシブページ、ワンクリックテーマ、ウェブからの埋め込み、ネイティブビデオ録画、簡単な共有、iOSアプリを備えています。
コマンドバーにプロンプトを入力すると、Tome がテキストと画像を含むプレゼンテーション、アウトライン、ストーリーを生成します。プロンプトを使用して、新しいページを追加できます。
戦略文書、クリエイティブ・ブリーフ、ウェブサイトを1冊の本にしたり、長文のコンテンツを要点にまとめたり。AIを使ってテキストを適切なトーンや長さに書き換えたり、画像スタイルを変更したり、画像出力を編集したりして、ストーリーを思い通りに作成できます。
実際にTomeでプレゼン資料を生成してみる
①プレゼン資料の雛形を選択
プレゼン資料の雛形を選択できます。「Fundraising - Series A」のテンプレートを選択してみます。(ゼロからAIにひな形やアウトラインを作ってもらうこともできます。)
②プロンプトを入力してスライドを作成
「新規事業の資金調達用の資料を作りたい」とプロンプトを入力してみます
生成されたスライド資料はこちらです。日本語にも対応しています。
③グラフなどの要素を作ってみる
「売上計画のグラフをつくりたいです」とお願いしてみます。
売上計画のグラフを生成してくれました。
使ってみた感想としては、Tomeだけで完璧なプレゼン資料とまではいかないまでも土台やベースとしては十分に活用でき、資料作成の作業時間の削減ができると思いました。
以上、今回は「ビデオ生成ツール」のHeyGen、「サイト生成ツール」のMixo、「プレゼン資料生成ツール」のTomeを実際に試してみました。どれも非常に革新的なユーザー体験で今後の仕事の仕方が大きく変わる可能性を感じました。今後とも積極的に新しいAIツールを試して、ご紹介していきます。